画像をキレイに印刷するための注意点
描画データには、ベクトルデータとビットマップデータの2種類あります。
ベクトルデータは、文字(フォント)データや、Word・Powerpointなどで使用される罫線やグラフなどのオブジェクト類です。これは、拡大印刷しましても画質が低下しません。
入稿データを作成する際に気をつける点は、ビットマップデータの扱いです。
ビットマップデータというのはドットの集合体で表現する画像形式で、画像データでよく見かける拡張子.jpg
などがそうです。
これに注意をしないと、モニタ上ではキレイに見える画像も印刷すると画質が粗いという事態が発生してしまいます。
| jpg画像などを扱う際の留意点は2点です。
1.画像の相対解像度は150dpi/inch以上にする。
2.画像の拡大/縮小はしない。(特に拡大は、拡大率が高くなるに比例して印刷画質は低下します)
以上は理想ですので、その条件に近いほど良い結果になる可能性が高くなるとお考えください。
左は、Photoshopの画面です。
「ドキュメントのサイズ」の幅と高さがその画像の持っているプリントした際のサイズです。
解像度は、相対解像度を表します。1インチ(2.54cm)辺りのドット数を表しています。一般的に、モニタ用の画像では72dpi/inchが多くなっていますが、これは印刷用にはやや足りない(印刷すると若干粗くなる)解像度です。

Photoshopでは、画像の相対解像度を後から高くすることもできますが、新規作成の段階で元々その解像度であった画像と比較するとかなり画質は悪くなります。
|
例えば、Powerpoitのスライド上に、上記の画像を150%に拡大して配置したとします。
モニタ上では、まだ十分にキレイな画質ですが、印刷すると予想以上に粗くなってしまうというケースも発生します。(下記画像参照)

しかし、拡大したからと言って全てのケースで粗くなるわけではなく、画像の相対解像度が十分であったためにほとんど粗くならないケースもあります。拡大/縮小率と画像の相対解像度との関係により、結果が異なります。
あと、入稿データ作成中における注意点は、ビットマップ画像をモニタ上で表示倍率100%で見て、元々粗い画像を使っていないか確認することです。
大きい印刷物用のデータはアプリケーション上で縮小サイズで表示して作成することが多いと思いますが、縮小表示ですと粗い画像も画質が良い画像に見えてしまうこともあります。
時々は、表示倍率を100%にして確認しましょう。(下記はPowerpointの画面です)
※時々100%にして、元々粗い画像を使っていないか確認する。 |
|